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9/17・18 お手紙プロジェクトスタッフ第三弾

今回の岩手県入りの報告をさせていただきます。

私たちの活動は、今後プロジェクトのスタッフによる直接の手渡しよりも、より長期に現地に入っているボランティアの方や、現地の方にお手紙を託し、適切な時期に適切な方にお届けできるよう取りはからうのが、お手紙をお預かりしている私たちの役割と思っております。なぜなら仮設住宅ではすでに日常の生活がはじまっており、それは私たちの生活圏と変わり有りません。あまりよそ者がづかづかと入っていくことは避け、ボランティアへの対応疲れを起こしていらっしゃる被災地の方に、楽な気持ちで支援の気持ちを受け取っていただければと、思っています。
しかしながら、一度つながりを得させて頂いた方々からは、またお手紙を欲しい、配りたい人がいるけれど、手元のお手紙が全てなくなりました、と連絡を頂くことも多くなり、4月からはじまったこの活動が、このような形で長期的に続けられればと思っています。
今後ともよろしくお願い致します。


◆2011年9月17日 岩手県釜石市

4月より連携をとっているカリタス米川ベースの神山さんのご紹介で、釜石のカリタス教会を訪ねました。釜石周辺の仮設住宅への移動カフェの設置や、教会を近隣の住民の方へ開放し、カフェふぃりあという集荷場を開設されています。さまざまな集会に使ってもらっているとのことでした。
訪ねた日も土曜日だったので、近隣住民の方が大勢集まり、今後の仮設住宅のあり方についてお話し合いをされていました。
カリタスの荒井さんは4月より頻繁に釜石に入り、7月からは東京でのお仕事をやめ、こちらに住み込んでいるとのこと。こういった長期に滞在されているボランティアの方が増えているとのことです。そして、長期のボランティアの方こそ、地域の情報を常にアップデートし、適切な時期に、適切な方へのアドバイスやケアが出来るのだと思います。今回は、そんな長期ボランティアの方に多く出会い、そしてそんな方々に被災地も私たちも支えられているのだと、頭がさがる想いでした。



仮設へオープンする移動カフェと、教会のカフェふぃりあ用にいくつかのお手紙ボックスをご用意しました。



今回手作りのお裁縫セットの箱を提供くださった方がいらっしゃったのですが、はおばあちゃま方、お母様方に飛ぶ様にうれました。



また今回は日本ホールマークさんという、世界的に非常に著名なレターセット&カード会社の大口の物資提供を受けましたので、ホールマークさんのレターセット箱も、作っていきました。段ボールにプロジェクトのイラストを切り貼りした手作り感覚ですが、少しでもあたたかい気持ちをお伝えしたという、お手紙スタッフの心遣いの作業です。喜んで頂ければ嬉しいです。





釜石は地盤が下がり。港は数メートル海水に埋まっていました。街は他の地域とは異なり、建物ごとの壊滅ではありませんが、だからこそ残った建物をどのように復興していくのか、不安だと言う声を聞きました。一階部分の改装や、店舗を再開させようと前に進んでいるビルをちらほらと見ましたが、街の中の信号はまだ復旧していません。





最近開いたローソンと、養老の滝、私たちが泊まったホテルなど、限られた場所に人が集まり、賑わいを見せていましたが、街全体の活動は静止していました。今回のスタッフには釜石が何度目かの者もおり、大分片付いたと感慨深そうでしたが、ここからどのように復興が進めば良いのか、どこから考えればよいのか、多くの困難があります。

県や市が中心となって動いている、街のグランドデザインがあるようですが、住人の方の耳には届いていないようで、少しお話ししても、そんなの上手く行くのか?という反応でした。難しい。本当にそう思いました。



車で走っていると釜石のテニス部の女子高生たちが通りかかったので、声をかけさせていただきました。今回、ホールマークさんの可愛らしいカードや、ジャニーズファンの方からのお手紙、切り抜き、嵐グッズなどが提供品としてありましたので、彼女たちにお渡ししました。熱狂的な嵐ファンの子がいたので、喜んでいただけました。テニスの試合だそうです。がんばれ!







その後、釜石の仮設住宅で、手渡しを。やはり花の種と、切手を貼った綺麗な便せんや封筒は、お母様方に人気でした。

夜はちょうど開催されていた遠野のお祭りへ。この地域伝統の獅子踊りは、お囃子や踊りのカラーが地域ごとに異なり、遠野と大槌の違いなど地域の持つ伝統の重み差異などに思いを馳せながら観ました。地震津波を越えてよく開催して下さった、そして今年ほどお祭りというものの原初の力を痛感することはないと感じました。自然に対して五穀豊穣を願い、大安を祈る、その祈りの強さがこれほど一体感をもって迫る年はないのだと思います。





◆9月18日 岩手県大槌町

大槌町の社協でも、仮設住宅にカフェ集会場を設置する「お茶っこの会」が活動されていました。隊長の奈良さんにお手紙ボックスを託しました。今回は遠くボリビアの方からのお手紙もありました。ボリビアのかわいい小さな人形のブローチと同封してくださいました。ラテン系?の明るい希望へのメッセージ、力強く明確に前に進もう、と書いてあることに、文化の違いを感じ、勇気づけられました。







大槌町では関西テレビ主催のお祭りが開かれていました。
チケット売り場の一角を借りて、お手紙ボックスを設置したり、お食事されているご家族へお声掛けをし、お手紙を渡しました。







大槌町は街の中には建造物の土台しか残っておらず、カーナビが映し出すガソリンスタンドや郵便局を想像して、かつての街の情景を脳内で再生しながら車で走りました。この地域周辺の後方部隊となっており、いろいろな団体を1つにまとめて活動されているのが、非常に先進的な遠野まごころネットです。奈良さんに、大槌を案内して頂きました。沿岸部には瓦礫の山がいくつも積み上がり、海風で鉄の破片がキーキーと音を立てていました。大槌の海水は本当に澄んでいて綺麗で、小さな魚が飛ぶ様に泳いでいました。

48カ所あるという仮設住宅はどこも離れているとのことで、せっかくある地域でお祭りを行っていても、バス等を出さない限り、訪れることはできません。
お手紙文庫の臼澤さんのおっしゃった「おばあちゃんなどは買い物難民だから」との声に胸詰まりました。どうすればよいのか。移動式の買い物カーは時折でているそうです。



大槌の仮設住宅の野外集会場に設置したお手紙ボックス



長期に入っているボランティアも、この地域にある唯一のコンビニは大賑わいでした。ほとんとコンビニのものは食べ尽くしたと言っていました。仮設住宅の中で孤立していく人が出ないように、お茶っ子をしながら情報を吸い上げているとのことでした。

また、別の方は、大槌の仮設住宅の野外集会場で、縫い物の上手いこの地域のおばあ樣方に手を動かして頂こうと、可愛らしいシュシュや髪留めを縫ってもらい、それを販売するという活動をされていらっしゃいました。おばあ樣方は大変喜んでいたとのこと。
こうして、それぞれの仮設住宅が離れ、地域のつながりが分断された大槌で、違う形でつながりを持ってもらおうと努力されている方々。

手探りではありますが、長期化する不便な生活に、やはり手を差し伸べ続けなければと思いました。


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